本田宗一郎氏は非常にエシカルな人であり、いろいろなところでそれを見ることができます。
まずは、組織ですが、「文鎮型組織」を表明し、限りなく平等になるような組織を推進しました。
また、技術は重んじるがそれ以上に物の見方考え方を重んじるとしました。新工場を建てる時に、多くの自治体が歓迎の宴が模様されましたが、鈴鹿だけは番茶1杯だけだったのでそこに決めました。そして、塀のない廃棄物のでない工場を建設しました。
米国で成立したマスキー法をクリアするためにCVCCエンジンを開発していました。本田氏は「これで、トヨタや日産を追い抜ける!」と激を飛ばしていましたが、社員からは「おやじにあんなことを言わせるな。我々は子供たちに青空を残すためにやっているんだ。」とクレームがでました。本田はそんな組織でした。
また、葬式の時は社葬はするな!と本田氏は命令しました。自動車メーカーが交通渋滞を招いてはいけないという趣旨でした。
当時の本田はエシカルな会社でした。
馬路村にも東谷さんというエシカル思考の人がいました。
元々は林業で栄えた町でしたが、林業が衰えて苦境に立たされます。
その時、リーダーに選ばれたのが東谷さんです。さまざまなものにチャレンジしていきますがことごとく失敗しました。ある時、ゆずに出会います。そして、ゆずを加工して百貨店などに出店しましたが、あまり売れませんでした。多くの挑戦の後、売れるようになりました。
あきらめずチャレンジし続けたので何とか苦境を脱しました。
馬路村のゆず関連商品はいまも売れています。